2013年度GL101コンテスト本選 結果報告

 去る6月29日(土)に、GLP第一期生77人のほとんどが12号館地下会議室に集合し、今年度開講したGL101にとって1回目となる「いまだかつてない就職活動の形を提案してください」コンテスト本選が執り行われました。当日、それも開会するまでどのチームが本選に出場できるかわからない状況で、各チームが本選に準備をしてきた他、どのチームがクラス内予選を勝ち上がったとしてもクラス全体でそのチームを応援しようという熱気で、開会前から会場は大盛り上がりでした。

 今回のクライアント賞審査員は、13GL101のクライアント企業を務めて頂いたキャリアアセットマネジ株式会社(CAM)様よりお越し頂いた方々5名様と、それとは別に教員賞の審議をするGL101の教員4名でした。

 受講生に向けて吉岡総長より激励の言葉を頂いた後、いよいよ本選進出チームが発表されました。各クラスを代表するチームがアナウンスされる度に歓声があがり、エールが贈られ、進出チームはクラスを背負ってのプレゼンテーションに向けてボルテージが上がっているようでした。

 本選は、日向野先生クラス5班、稲垣先生クラス1班、山口先生クラス3班、鄭先生クラスrecruit innovatorの順で行われ、各チームは発表時間の5分が与えられて、それに引き続き審査員による質疑応答が5分間行われました。5分の発表時間は、今までに考えてきた解決案の内容を全て述べるには短く、発表の内容は大きなビジョンを論理的に提示するにとどまりましたが、どのチームの解決案も細部に亘り作り込まれており、審査員からの質疑に対して的確かつ詳細に回答できていたのが印象的でした。

 発表の後、審査員は別室にて審議を行い、受賞チームを決めていましたが、教員賞の審議では、各教員の評価が分かれており、結果的に優秀賞・最優秀賞チームが決まったものの全てのチームが僅差の中に収まっていました。CAMの方々は合議で受賞チームを決められていましたが、こちらも議論が紛糾し、審議時間を使い切って漸く結論を出されていました。

 発表が終わったところで日向野先生によるお話がありました。全てのチームを祝福したあと、今までの各チームのプロジェクトを振り返りながら各受講生がチームで果たしてきたリーダーシップについて見つめ直し、GL101の最も重要である「振り返り」に向けて全員が気持ちを切り替えて取り組んで行くよう激励がありました。受講生も、興奮した雰囲気から一転、真剣に聞き入っていました。

 結果発表では、会場は熱気で覆われ、受賞チームが発表される都度、クラス毎に大きな歓声があがり、GL101全体で受賞チームを祝福していました。 結果は以下の通りでした。

【CAM賞】
最優秀賞・・・稲垣先生クラス1班
優秀賞・・・鄭先生クラス recruit innovator

【教員賞】
最優秀賞・・・鄭先生クラス recruit innovator
優秀賞・・・稲垣先生クラス1班

【学生賞】(2チームタイ)
日向野先生クラス5班
稲垣先生クラス1班

 GL101コンテスト本選の最後は、CAMの方々、他企業関係者の方々、教員、そして学生を交えた懇親会を行いました。クラス間の交流も然ることながら、他クラスの教員やCAMの方々へ積極的に質問や記念写真撮影をする受講生がたくさん居たのが印象的でした。

 4月から取り組んできたこのプロジェクトも今回の本選が千秋楽で、これからの3週間は、今回の課題を踏まえた「学生生活デザイン」、そしてGL101の肝要である「リーダーシップ振り返り」に取り組みます。この3週間は、受講生にとってGL101の最も重要な時期で、各自の持つリーダーシップを自覚し、発揮していくためのまたとない契機になります。

 最後になりますが、今回の影の主役はGL101の4人のSAの方たちでした。少人数であるにもかかわらず、4人で企画から運営まで率先して取り組んで頂き、素晴らしい本選とすることができたのは4人のリーダーシップの賜物でした。来年度にはこの77人の1期生の中からSAが誕生するのかなと想像すると今から楽しみでなりません。

グローバル教育センター
助手(GLP担当)島田

GLP1期生集合写真
CAM賞最優秀賞チーム
(稲垣先生クラス1班)
 
教員賞最優秀賞チーム
(鄭先生クラスrecruit innovator)
 
鄭先生クラス
山口先生クラス
日向野先生クラス 稲垣先生クラス