概要
21世紀を迎えてもなお、国際社会は、テロ攻撃、貧困格差の拡大、武力紛争、気候変動、伝染病、経済危機や食料の安全保障といったグローバル化した課題に直面している。それらの問題を十分理解した上で、多角的なアプローチから解決できるための知識と能力といったグローバルマインドを身につけた「国際協力人材」の育成が必要である。
2024年度開講科目一覧
秋開講🍂 グローバル・イシュー各論 1年生から履修可
This course aims at providing opportunities for students to understand global issues related to human and social development and viewing these issues using a variety of lenses, focusing on marginalization.
「グローバル・イシュー各論」は脆弱性の高い周縁化された人々の立場から、社会・人間開発を考える授業である。
秋開講🍂ソリューション・アプローチ(人道支援系/humanitarian aid) 2年生から履修可
世界の大規模自然災害地や紛争地での人道支援について耳にしたことはあるでしょうか。この授業では人道支援の理念を出発点に、人道支援の計画と実施上の留意点への理解を深め、さらに人道支援と開発支援の橋渡しとなる早期回復(Early Recovery)についても皆さんと話し合いながら深めていきます。前半では南太平洋ソロモン諸島での洪水被災者支援を例とし、さらに後半では長期化するシリア紛争の中で、ジェンダー問題など衛星写真に写らない紛争被災者の課題を紹介し、グループワークでシリア紛争被災者人道支援のオプションを話し合います。チラシを見る
グローバル共通教養総論 (Liberal Arts for Global Common) 1年生から履修可
グローバル課題に対する国際社会の取組みとその理念を理解する基礎講座
ソリューション・アプローチ(開発経済)
<授業の内容> 途上国の貧困や格差、環境や災害の現状、それらが相互に関連していることを説明し、解決に向けた日本の援助の事例や、日本でのこれまでの経験を解説します。例えば、水道が整備されていない途上国で、遠くの井戸や川まで水を汲みに行くのは主に女性の仕事です。危険を伴うだけでなく、女子は学校に行く時間が減るなど、ジェンダーや教育の問題に関連します。グループワークでこうした問題を議論してもらうほか、どうすれば改善されるのか政府、住民、援助機関などの役割に分かれロールプレーで理解を深めてもらいます。チラシを見る
ソリューション・アプローチ(強制移転・移住系)
<授業の内容>「ソリューション・アプローチ(強制移転・移住)」という名前がついていますが、簡単に言えば、移民や難民の問題を理解し、その解決策を考えることを目的としています。ウクライナでの戦火によって多くの人々が国外に逃れ、その一部は日本に来ています。この人々のように戦火や迫害によって、住み慣れた場所を追われた人々の数は世界中で1億人に達したと、2022年に報道されました。またグローバル化の結果、多くの人々が生まれた国を離れ外国で暮らし働いています。
急速に少子高齢化が進む日本でも、不足する労働力を補うために多くの外国人が働いていることは、皆さんも日常の中で気付いていることでしょう。戦争や迫害を逃れてくる外国人に国際社会の一員として保護を与えることも、国内に増え続ける定住外国人と多文化共生社会を作っていくことも、今後、日本が向き合わねばならない重要な課題です。この授業では今後の日本と世界を築いていく皆さんに、難民や移民を理解する上で正確な知識を身に付けてもらい、そのうえでこれらの人々が直面する困難や、受け入れ側の社会として取り組まなくてはならない問題に解決策を考えることを共に行っていきます。チラシを見る
ソリューション・アプローチ(紛争と平和)
Participants will be able to critically analyze conflicts in terms of their history, background, underlying causes and geo-political perspectives as well as conflicts’ actual developments, third-party interventions and potential/actual solutions.
【Class Schedule】: Ikebukuro 6201 Room
8/1(Thursday): Period 2-3
8/2(Friday): Period 1-3
8/5(Monday): Period 1-3
8/6(Tuesday): Period 1-3
8/7(Wednesday): Period 1-3
アクティブ・リサーチ スリランカにおけるケーススタディー
Case study in Sri Lanka 2024年度は休講
This course aims to introduce theories, concepts, empirical evidence, real case studies, and issues relating to international cooperation with particular reference to Japan and Sri Lanka. An attempt is also made to provide a solid foundation for those eager to comprehend international collaboration that will affect the everyday life of individuals.