プログラム概要
21世紀を迎えてもなお、国際社会は、テロ攻撃、貧困格差の拡大、武力紛争、気候変動、伝染病、経済危機や食料の安全保障といったグローバル化した課題に直面している。それらの問題を十分理解した上で、多角的なアプローチから解決できるための知識と能力といったグローバルマインドを身につけた「国際協力人材」の育成が必要である。
2023年度開講科目一覧
NEW! アクティブ・リサーチ スリランカにおけるケーススタディー
説明会を実施します。23アクティブ・リサーチポスター.pdf

グローバル共通教養総論 (Liberal Arts for Global Common) 1年生から履修可
グローバル課題に対する国際社会の取組みとその理念を理解する基礎講座 春学期 木曜 5限

ソリューション・アプローチ
(2年次生以上、春は、開発経済、強制移転・移住、紛争と平和の3つ)
ソリューション・アプローチ(開発経済)春学期 金曜 5限
<授業の内容> 途上国の貧困や格差、環境や災害の現状、それらが相互に関連していることを説明し、解決に向けた日本の援助の事例や、日本でのこれまでの経験を解説します。例えば、水道が整備されていない途上国で、遠くの井戸や川まで水を汲みに行くのは主に女性の仕事です。危険を伴うだけでなく、女子は学校に行く時間が減るなど、ジェンダーや教育の問題に関連します。グループワークでこうした問題を議論してもらうほか、どうすれば改善されるのか政府、住民、援助機関などの役割に分かれロールプレーで理解を深めてもらいます。チラシを見る

ソリューション・アプローチ(強制移転・移住系)春学期 他
<授業の内容>「ソリューション・アプローチ(強制移転・移住)」という名前がついていますが、簡単に言えば、移民や難民の問題を理解し、その解決策を考えることを目的としています。ウクライナでの戦火によって多くの人々が国外に逃れ、その一部は日本に来ています。この人々のように戦火や迫害によって、住み慣れた場所を追われた人々の数は世界中で1億人に達したと、2022年に報道されました。またグローバル化の結果、多くの人々が生まれた国を離れ外国で暮らし働いています。
急速に少子高齢化が進む日本でも、不足する労働力を補うために多くの外国人が働いていることは、皆さんも日常の中で気付いていることでしょう。戦争や迫害を逃れてくる外国人に国際社会の一員として保護を与えることも、国内に増え続ける定住外国人と多文化共生社会を作っていくことも、今後、日本が向き合わねばならない重要な課題です。この授業では今後の日本と世界を築いていく皆さんに、難民や移民を理解する上で正確な知識を身に付けてもらい、そのうえでこれらの人々が直面する困難や、受け入れ側の社会として取り組まなくてはならない問題に解決策を考えることを共に行っていきます。チラシを見る
ソリューション・アプローチ(紛争と平和)金曜 3限
<授業の内容>戦後のアジアで⽣じた紛争とそれらの現状を確認した後、数回はミャンマーからバングラデシュに約百万⼈が流⼊しているロヒンギャ難⺠に焦点を当て、その背景としての歴史や政治、社会の問題、そして難⺠の現状を学び、ソリューションの在り⽅を、⾃らが考え、それについて話し合います。
後半では、受講⽣が選ぶ戦後アジアでの紛争とそのソリューションについてプレゼンし、ディスカッションします。チラシを見る

グローバル・イシュー各論
This course aims at providing opportunities for students to understand global issues related to human and social development and viewing these issues using a variety of lenses, focusing on marginalization.
秋学期 木曜日 5限
ソリューション・アプローチ(人道支援系)(Solution Approach (humanitarian aid))
Humanitarian Assistance – Challenges and Way Forward
秋学期 水曜 3限
アクティブ・リサーチ スリランカにおけるケーススタディー
Case study in Sri Lanka
This course aims to introduce theories, concepts, empirical evidence, real case studies, and issues relating to international cooperation with particular reference to Japan and Sri Lanka. An attempt is also made to provide a solid foundation for those eager to comprehend international collaboration that will affect the everyday life of individuals.
春期間外