国連ユースボランティア 活動レポート
モザンビーク |
久保 劍将さん (法学部 法学科 4年)
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2019年1月の活動レポート
2018年11月からモザンビークのUN Womenで活動中の久保劍将さんのレポートです。
Week 9<< 12月31日~2019年1月4日
年末年始
12月の後半からちらほらと同僚が休暇に入って減っていき、年末年始のオフィスは人が少なく、かなり静かです。事務所全体として業務は多くなく、今週は指示を受けていた資料に目を通したり、昨年度のプロジェクトに関する資料を読み、残り2ヶ月の滞在のイメージを膨らませていました
お正月のパーティー
モザンビークの年越しは、市内の至る所で打ち上げ花火が上がり、1時間ほどそれが続きました。1/1の元日は、モザンビーク人の友人宅に招待を受け、その家族のパーティーにゲストとして参加させていただきました。友人というのは昨年度のインターン先の元同僚で、彼女が既に会社を辞めてしまっていることもあり、久しぶりに会うことができ、非常に嬉しかったです。お家は市内中心部からバスで約1時間ほどのところにあり、外国人の少ないエリアで、今の生活とはまた違った空気を楽しむこともできました。鴨や牛の煮込み料理、チキンの炭焼き、豆のスープ等、たくさんのご馳走を用意してくれ、懐かしい味を思い出すとともに、徹夜で準備してくれた彼女らに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。新年の始めの大事な時間をゲストとして招いていただき、一緒に時間を共有することができたことは貴重な機会であって、今後ともこのような親しい関係を継続していけると嬉しいです。
(写真:パーティーで振舞われたモザンビーク料理)
Week 10<< 1月7日~1月11日
民間企業とのパートナー契約に向けたアセスメント
これまであまり進捗がなかった民間企業とのパートナー契約に向けたアセスメントでしたが、年始に上司より新たに指示を受け、手探りながらも無事ドラフトを完成させることができました。基本的には、テンプレートの項目に沿って、契約を結ぶことを検討している企業の情報をWebで探し、記入するのみなのですが、ポルトガル語のみで書かれた情報が多く、少々苦戦しました。ポルトガル語をしっかりと理解していない私に、組織開発としての業務ということで任せていただけたことに非常に感謝しています。もともと希望していた業務に関わることができ、今週はより一層充実していたと感じています。
JICAボランティア活動報告会
JICA(国際協力機構)ボランティアの活動報告会があるとの情報を伺い、直接JICAの事務所に連絡を取ってみたところ、許可をいただき参加させていただくことができました。そもそもこの報告会は、外部者向けではなく、ボランティア内で共有する企画であったので、良い意味で報告者の方々のリアルな苦悩や取り組みを知ることができ、個人的にキャリアを考える上でも、残りのUNボランティアとしての期間の過ごし方を考える上でも非常に貴重な機会であったと感じています。今後も首都近辺で活動をされている方々のお話も直接伺う時間を作っていきたいと考え、早速土曜日にモザンビークの環境省で勤務されているボランティアの方の声かけによるゴミ拾いに参加してきました。
(写真左:JICAボランティアの方からお声がけいただきゴミ拾いボランティアに参加しました)
(写真右:雨季は昼夜問わずよく雨が降るのですが、雨の前後は気持ち良い綺麗な青空が続きます)
Week 11<< 1月14日~1月18日
業務計画
残りの派遣期間が2ケ月を切ってきた今週、改めて今後の業務の計画を立てました。それを踏まえて来週休暇から戻ってくる上司に時間を設けてもらい、より詳細に決めていきたいと考えています。目の前の細々とした業務やサポートに追われる日々でしたが、現在取り組んでいる大きな業務について残りの時間に沿った計画を立て、実行に移していく必要があると感じています。いずれにせよ一人では進めることはできないので、さらに同僚や上司とのコミュニケーションを意識的に行っていきたいと思います。
Take Action
一昨年、昨年に引き続き、今年も「Take
Action」という国連ユースボランティア派遣学生によるアカウントを引継ぎ、FacebookとInstagram上に写真とともに参加者からのコメントを発信しています。一人ひとりの自己紹介を終え、現在は「今回の経験とは?」というテーマで、私は先週末に他のモザンビーク派遣者、ザンビア派遣者とともに投稿しました。今回国連ユースボランティアに参加したことで、新たなことに触れる機会が多くあり、少しずつ自身の人生が前進している感覚があるのと、残りの派遣期間の業務を焦らず少しずつ進めていきたい気持ちから、「Pouco
a pouco(少しずつ)」にしました。他大学の派遣者の活動は、私の活動報告とはまた異なっており興味深いかと思いますので、ご関心のある方はぜひご覧ください。
(写真:国連ユースボランティア参加学生によるFacebook「Take Action」より
https://www.facebook.com/takeactionJP/
)
Week 12<< 1月21日~1月25日
今後の業務について
今週より業務に復帰をした上司と、現在行なっている業務の進捗と残り1ケ月半の過ごし方について、簡単に話し合いました。今まで行ってきた「Beijing+25」のレポート(国内のジェンダーに関する取り組みと結果、それを踏まえたこれからの課題や計画についてまとめたもの)の作成と民間企業のアセスメントの他に、3月に本部で行われる「CSW
63」という大きなイベントのモザンビーク事務所としての準備にも関わることになりました。
自炊
今週の月曜日にモザンビーク料理ではない料理を食べたくなってしまい、仕事終わりに友人と韓国料理に行ってきました。日本での焼肉とほぼ同じ価格に相当する
段を払いながらもお腹が膨れるまで食べ、満足することができたのですが、お財布的には問題で、その後の一週間、普段購入していた昼ごはんも作ってオフィスに持っていくことにしました。元々夜は自炊をするように心がけていたのですが、必然的に料理をする回数が増え、少しずつ今まで作らなかったものに挑戦するようにしてみたり、そしてそれを楽しんでいる自分がいることに気づくことができたりと良い機会になりました。来週は同僚がモザンビークの主食であるシマ(白とうもろこしの粉を練ったもの)を作ってきてくれるそうなので、新鮮な気持ちでまたモザンビーク料理に戻ることができそうです。
(写真:よく食べているモザンビーク料理をご紹介します。中心から左にFeijoada(豆と肉を煮込んだもの)、Xima(白とうもろこしの粉を練ったもの)
Doze(鳥の炭焼き))
Week 13<< 1月28日~2月4日
外部団体とのミーティング
今週はいくつかミーティングや事務所の外で開催された外部団体の活動報告会に参加したりと、オフィスでの仕事は少なかったことが印象的でした。中でも郊外に住む女性をエンパワーメントすることを目的としたCSO(Civil
Society Organization)より依頼を受け、彼らの抱えている課題をUN Women
モザンビーク事務所と協力することで解決できないかという内容のもと、話し合いが行われました。時間が足りず、再度そのミーティングはより詳細に行われることになったのですが、私自身が関わってみたい分野の依頼もあり、残りの期間が短いことでその実現が難しいことを非常に悔やみました。できることで貢献していきたいと思います。
三連休
2月4日は英雄の日ということで、土日と合わせて三連休でした。その休みを利用し、友人とマプトから車で4~5時間のChizavaneという海の綺麗な場所を訪れました。海の水は透明で、岩場近くには綺麗な魚を見ることができほど、自然豊かな場所でした。新鮮な魚介類も多くあり、レストランでの食事も海岸で採れたばかりのものも本当に美味しく、非常に満喫することができました。海岸に滞在していると、現地の漁師がその日に採れたばかりの魚や海老、貝を販売しに声をかけられることが多かったことも印象的でした。
(写真左:採れたての生牡蠣。人生で初めて生牡蠣を食べたのがモザンビークでした)
(写真右:人も非常に少なく、休暇として利用するには非常にオススメの場所です)
過去のレポート
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■2018年12月
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■2019年2月
■2019年3月<最新レポート>
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