国連ユースボランティア 活動レポート
インドネシア |
中井 衿花さん (経営学部 国際経営学科 4年)
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2019年1月の活動レポート
2018年10月からインドネシアの国際移住機関(IOM)で活動中の中井さんのレポートです。
Week 14<< 12月31日~1月4日
バリ島で年越し
年末年始はバリ島で過ごしました。ウブドの田園風景やビーチなど自然の豊さに心癒され、とてもよいリフレッシュとなりました。同じインドネシアでもバリとジャカルタでは大きく違い、高層ビルが立ち並ぶ商業都市であるジャカルタに対し、バリはホテルや商店街、自然がたくさんある観光地といった感じです。バリでは至る所でチャナンとよばれるヒンドゥー教のお供え物が置いてあったり、寺院や遺跡があったりと、バリヒンドゥー教の特徴が見られました。IOMジャカルタオフィスにはインドネシアの様々な地域出身の職員が働いているため、彼らの出身地に旅行に行くと伝えると喜んでいろいろと教えてくれます。週末にインドネシア国内を旅行する予定も既にいくつか決まっており、帰国までの残り2カ月間でインドネシアの様々な地域を訪れ、各地域の文化に触れていきたいです。
(写真:ウブドの棚田がとってもきれいでした!)
Week 15<< 1月7日~1月11日
未来学院を訪問
Mirai Gakuin Japanese Language
Center(未来学院)を日本語ボランティアとして訪問しました。未来学院は将来介護実習生として日本で働くインドネシア人のための日本語学校で、日本語学校以外にも日本の受け入れ機関と提携することで送り出し機関の役目も果たしています。未来学院で日本語を勉強している学生のほとんどは看護学校を卒業しており、これまで学んできた知識を活かして日本で介護士として活躍するため、日本語を勉強しています。
未来学院では、学校の経営に関わっている林様にお会いしました。私が生まれた年からインドネシアにいらっしゃる、インドネシア生活の大先輩です。インドネシアでとても有名なパパイヤスーパーマーケットのテーマ曲やジャカルタ音頭の作曲、生活情報サイトの運営...などインドネシアでご活躍されている方なのですが、介護実習制度、インドネシア生活、キャリアについて教えていただきました。
インドネシアでは出会いが出会いを生む、という感じで、日本人の方と出会うと、その方からまた新しい出会いが生まれます。今回の未来学院への訪問もキャリアカフェで出会った日本人の女性がアレンジしてくださいました。海外にいながらも多くの日本人にお世話になっており、日本人の温かさに本当に感謝をしています。この恵まれた機会を目一杯活かして、派遣期間中にできる限りのことを吸収したいです。
(写真:インドネシアのUNV(国連ボランティア計画)メンバーで再び集まりました。様々な国際機関のユースボランティアからスペシャリストまで14名が集まり、貴重な意見交換の機会となりました)
Week 16<< 1月14日~1月18日
残り1カ月
今週は、ユニットのそれぞれのメンバーが翌週にトレーニングやミーティングでインドネシア各地に出張に行くため、配布資料の印刷など準備の手伝いをしました。忙しい1週間であったにも関わらず、オフィスはいつも通り笑いが絶えませんでした。私は苦労話をも笑い話に変えてしまうような賑やかなユニットチームが大好きで、このチームで働けるのも残り約1カ月間と考えるととても寂しいです。これまでの4カ月間、プロジェクトを通して移民問題やIOM(国際移住機関)に関して知識を得てきました。しかし、たくさんの学びがある一方で、自分の貢献度には実はまだ満足できていません。感謝の気持ちとこれまでの学びを成果として残せるよう、残り1カ月間で自分にできることを精一杯尽くしていきます。
また木曜日には、明治学院大学の職員の方がインドネシアを訪問されたので、日本大使館とJICA事務所訪問に同行させてもらいました。日本大使館ではセキュリティとインドネシアの大統領選挙に関してご教授いただき、また、JICA事務所ではJICAのインドネシアにおいてのプロジェクトを紹介していただきました。
(写真左:ユニットチームのメンバーと)
(写真右:週末に電車に乗ってボゴール植物園に遊びに行きました。自然豊かで良い気分転換になりました)
Week 17<< 1月21日~1月25日
日本文化の紹介
今週末、ブカシにある学習センターで折り紙を教えるボランティアをしました。たくさんのインドネシア人の子どもと触れ合う機会は今回が初めてだったので、折り紙を楽しんでもらえるか最初は不安だったのですが、小さな子どもから大人まで楽しんでもらうことができ、日本帰国後はスカイプで再び折り紙教室を開いて欲しいとまで言っていただきました。折り紙を教えるだけでなく日本についての紹介もしたのですが、日本の首都を知っている人はいないか聞いてみたところ、幼稚園児の女の子が手を挙げてTokyoと発言したことがその日1番の驚きでした。
この学習センターは、より多くの子供たちに本を読んでもらえるようにオーナーが2年前に設立したそうです。中にはたくさんの本やおもちゃが置いてあり、子供たちが好きな時間に遊びに来て本を読めるようになっていました。子どもの学びの場でもあり、親同士の交流の場でもありました。地域の住民同士の繋がりが強く、地域全体で子どもを育てている印象を持ちました。ジャカルタ都市生活では経験できないローカルなコミュニティと交流を楽しみました。
(写真:子どもにはトリと手裏剣、大人には12面体の作り方を教えました)
Week 18<< 1月28日~2月1日 NEW!
少しずつ前進
今週は私が担当しているIOM(国際移住機関)のCSRプロジェクトに関して外部とのミーティングを行いました。プロジェクトがスムーズに進む時間よりも何かしらの課題にぶち当たっている時間の方が長いのではないか、という感じで課題は尽きないのですが、日々課題と格闘しながらも一歩一歩前進しています。また、その他のIOMオフィスでのいくつかのミーティングとダイアローグにも出席しました。ミーティングやイベントへの出席では、新しいプロジェクトを知るきっかけにもなりますし、7月30日の人身取引反対世界デーに向けてイベント開催のプロポーザルの作成を始めました。今はミーティングを重ねながらイベントの詳細を決めているところです。2月中旬に提出できるよう、準備を進めていきます。
ランチ事情
お昼ご飯は基本的にオフィスの地下にある屋台が並んでいる食堂で食べることがほとんどです。100円から250円ほどで、お腹一杯食べられます。インドネシアに来た当初苦手だったガドガドと呼ばれるピーナッツソースが絡まった温野菜は今では大好物になりました。帰国後はしばらく毎日食べていたインドネシア料理が恋しくなりそうです。
(写真左:ダイアローグの様子/写真右:食堂の様子)
過去のレポート
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