国連ユースボランティ​ア 活動レポート

東ティモール  久保満衣子さん
(経営学部国際経営学科3年)

2016年11月の活動レポート

2016年9月から東ティモールの国連開発計画(UNDP)で活動中の久保さんのレポートです。

Week6<< 10月31日~11月6日

東ティモールのお盆
11月2日は東ティモールのホリデーで日本で言うならば、お盆の日でした。その日には死者がこの世に帰ってくるとされていて、ティモール人は親戚同士で集まったりします。ということはもちろん開いているお店が少なく、唯一開いているショッピングセンターに行きました。その日はカフェに行ったり、おいしいパン屋さんでお昼ご飯を食べてのんびりしていました。夕ご飯はティモール人がこの日によく食べるティモール式のおにぎりを食べました。といっても、伝統的なティモール料理というのは少なく、ほとんどがインドネシア料理やポルトガル料理です。植民地支配を受けていた歴史やインドネシアに支配されてた影響が強いみたいです。

水インフラ事業
先週は村長選挙で村に帰る人が多く、また今週はホリデーだったので今週いっぱいは街でも人が少なく、UNでも休みを取っている方が多かったです。つまり、あまり物事が進まなかった一週間だったので、自分で仕事を探すという作業が普段より一層求められました。それでも、出張に同行したことはUNのプロジェクトチームの人にいろんな話が聞けるとても貴重な時間でした。今まで水の供給が足りていた地域でもエルニーニョの影響で足りなくなってしまう問題に対して、UNDPといくつかの省が支援をして水のインフラ設備を建設するプロジェクトで、今まで学校で習った遠い問題だったエルニーニョ現象や水の問題が身近に感じられるようになりました。そこから支援とソーシャルビジネスについても考えるようになり、自分が他ではなかなか経験しづらい素敵な環境にいることに気づかされます。
(写真:出張先のバウカウの村人たちと。隣の女性は顔をぐっと私のほうに寄せてきました)

Week7<< 11月7日~11月13日

テトゥン語
今週は平日の午前中にテトゥン語のクラスを受けてから、仕事に向かいました。テトゥン語クラスは私と香港の同じUNYVの子と、他のUN以外のイタリア人、ドイツ人と一緒に授業を受けました。テトゥン語は時制がないのと発音がむずかしくないので、単語を覚えればだいたいは通じますが、その前に東ティモールには公用語としてのテトゥン語とそれぞれの地域の言語、それからインドネシア語が混じっています。
ディリに暮らしていると地域の言葉は使わなくても、インドネシア語を理解しなければいけない時があります。例えば、値段を言うときはティモール人でもインドネシア語を使います。個数を言うときはテトゥン語です。また、インドネシア人が経営しているレストランも数多くあるので、インドネシア語交じりで会話していることが多々あるそうです。私はまだどれがインドネシア語でテトゥン語かはわかりませんが…。また、公用語のもう一つはポルトガル語で主に政府や公的な場所で使われ、学校でもポルトガル語が使われるそうです。さらには、ティモールの若者の中では英語を勉強する人も増えています。複雑な言語環境ですが、ティモール人は陽気で気さくな人が多いのでジェスチャーと少しのテトゥン語の単語で何とかなる時が多いです。といっても、ティモール人は話すのが大好きなので、少しでも多くのテトゥン語を学べたことは彼らとコミュニケーションを取るのに大切なことだと感じています。実際、私がテトゥン語を話すと嬉しそうにしてくれます。
(写真:テトゥン語クラスにて)

Week8<< 11月14日~11月20日

写真とIVD
職場の先輩に、町を歩きながら写真の撮り方を教えていただきました。私の仕事の一つがクオリティの高い写真を撮って広報することですが、撮り方で人に与える印象が全く違うということに気づきました。そこで、先輩が夕方写真を撮りに行くのについていき、ちょっとした撮るときの視点など教えていただきました。カメラの使い方はまだまだなのに、それだけで全く違う仕上がりに驚きでした。

毎回、いろんな所に写真を撮りに行くらしいのですが、今回はタイベシマーケットという現地の人が行くようなマーケットに行きました。いつも通り、ティモール人は「ディアッカラエ!」(現地の言葉でお元気ですか?)とあいさつをしてくれます。買物をしている小さい子供を連れたお母さんや、野菜やフルーツを売っているのんびり座っている人、その辺で髪の毛洗っている人、撮って撮ってと言ってくる何でもない人、カメラを向けるとシャイですぐ逃げていく子供たち、何の変哲もない豆や砂糖など、カメラを持ちながら歩くといつもとは違う視点で物事を捉えることに集中しています。決してカメラの達人といえるほどでもなくても、プライベートでも仕事でも写真を撮る醍醐味が少しわかったような気がします。仕事は今週、IVD(International Volunteer Day)の計画を進め、ミーティングを開いたり企画書を一から作る作業でした。周りの人に助けられながら、少しずつ形のあるものになっています。
(写真:マーケットにて。なぜかカメラ好きだった男の子)

Week9<< 11月21日~11月27日

IVD計画
IVD(International Volunteer Day)のイベント企画はなんとびっくり、私中心で進んでいます。ミーティングを設けることや企画提案も一からしています。苦しいと思う時もありますが、そのたびに誰かに助けてもらっています。自分でわからないことならば、わかる人に聞く。上司が忙しそうで話す時間がないのなら、メールで内容を送って後で見てとお願いする。自分のやりたいことと違うのなら、その状況で次に私ができることは何なのかを考える。他人を巻き込みながら、別の方法を試行錯誤して見つけての大変な毎日ですが日本ではこんな経験できないと感じる日々です。とにかくIVDまで時間がないので、成功できるように急ピッチで進めたいところです。

ソーラン節
11月23日に大使館で1か月早い天皇誕生日のお祝い会が催されました。今まで練習してきたソーラン節を披露し、いろんな人からお褒めの言葉をいただきました。チームで何かを成し遂げる達成感、いろんな日本の方とお話でき、とても素敵なイベントでした。前日にはソーラン節のリハーサルを行うなど仕事をしながらの練習は大変でしたが、とても楽しかったです。ソーラン節の説明を英語で行いましたが、このように実際に説明する立場になって改めて学ぶ日本の文化も多く、離れて日本の良い面により気付かされます。
(写真:ソーラン節を踊る前に英語でスピーチしました)

過去のレポート

■2016年9・10月
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