国連ユースボランティ​ア 活動レポート

 ラ オ ス   岡 望美 さん
(異文化コミュニケーション学部 異文化コミュニケーション学科 4年)

2021年11月の活動レポート

 2021年10月からラオスの国連ボランティア計画 (UN Volunteer)で活動中の岡さんのレポートです。

2021年11月(現地で活動中)

UNV Lao PDRに勤務して
国連ボランティア計画(UNV)ラオス事務所での勤務を開始して2ヶ月が経ちました。ラオスはまだロックダウンを継続しているため、基本的にはアパートメントからテレワーク、週に1、2回ほど気分転換や書類確認等でオフィスに出社しています。この2ヶ月、Support Officerとして、上司の方の仕事をサポートする中で、業務、そしてパートナー機関・団体との繋がりの多様さを実感しています。UNVは、ボランティアに関連することほぼ全てに携わります。そのため、アクティビティやプロジェクトを行う際は、複数のパートナーと取り組むことがほとんどです。多くの人と、広く密に連絡をとりながら仕事を進める大変さを痛感しています。 また業務の一つに、定期的に会議やイベントへの出席することがあります。先日は国連開発計画(UNDP)主催の「Inclusive Imaginaries Workshop: Imagine Volunteerism for our Common Future」にオブザーバーとして参加しました。来月の「国際ボランティア・デー」のアクティビティの一環で行われたこのイベントは、参加したラオスの若者たちが、10年後のボランティアイズムのあり方を想像し共有するワークショップでした。最後はラオス人のアーティストの方が内容を視覚化し、一枚のイラストにまとめています。ぜひFacebookでご覧ください。 2ヶ月が経ちましたが、幸いなことに日々新たな業務に携わらせていただいています。今はまだ、目の前の一つ一つの仕事をこなすことに必死ですが、引き続き来月の「国際ボランティア・デー」に向け、体調に気をつけながら取り組んでいきたいと思います。

女性に対する暴力撤廃の国際デー
11月25日は、「女性に対する暴力撤廃の国際デー」です。COVID-19の影響により、多くの国や地域でロックダウンや都市封鎖が行われています。そのため、今までも「見えない」ことが多かったジェンダーに基づく暴力(Gender Based Violence; GBV)が増加傾向にあります。そのアクションの一つに「ジェンダーに基づく暴力と闘う16日間の活動;16 Days of Activism Against Gender-Based Violence」があります。11月25日の「女性に対する暴力撤廃の国際デー」から12月10日「世界人権デー」までの16日間が期間です。これにUNVラオスも参加しており、先日上司と一緒にオレンジ色を身につけ、抗議に賛同する意思を示しています。またラオスでは国連人口基金(UNFPA)が主体となり、UN Houseをオレンジ色に照らすライトアップも行っています。 UNVで業務を始めて以降、今まで以上に国際デーを目にする機会が増え、自分の中で社会の一つ一つの課題を見つめ直す機会になっています。この記事をご覧になっているみなさんも、どんな国際デーがあるのか、どんな現状があるのか、ぜひ一度確認してみてください。

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ワークショップの様子(Facebookより「女性に対する暴力撤廃の国際デー」のアクション


過去のレポート

■2022年2月<最終回>
■2022年1月
■2021年12月
■2021年11月
■2021年10月

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