国連ユースボランティア 活動レポート
2016年12月の活動レポート
2016年9月からタンザニアの国連ボランティア計画(UNV)で活動中の米田さんのレポートです。
Week10<< 11月28日~12月4日
クリーンアップ・キャンペーンの実施
土曜日はInternational Volunteer
Dayの関連イベントとしてマーケットの清掃活動を実施しました。イベントに参加した約200名の内、50名程はマーケット周辺コミュニティからの飛び入り参加であったことは個人的に嬉しかったです。私は直接活動には参加せず動画・写真の撮影に専念していたのですが、会場は人でごった返していて悪戦苦闘しました。ですが、何とか必要な分の撮影を完了し、事故なく予定通りに終わることができたのでイベントは成功だったと思っています。我々の行いが1人でも多くの人にインスピレーションを与えられていることを願います。
また、このイベントに関する活動報告ムービーを作成しました。文章や写真よりもより様子が分かると思いますので、よろしければご覧ください。
下記のURLからご覧になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=3Yjvkt3dm3A&t=25s
(写真:クリーンアップ・キャンペーンにて。今年のIVDのテーマにちなんで参加者で活動のApplause
(賞賛)をしているところです。この写真は実際に映像から抜き取ったのですが、とても素敵なので活動報告ムービーでも最後に使用しています)
新生活のスタート
今週は引っ越しをすませ、ジンバブエ人の国連ボランティアとのシェアハウスを開始しました。新居は3LDKの十分な広さで勤め先から徒歩5分の好立地にあり、平日は徒歩で通勤することができています。この1週間で既に2晩の停電を経験する洗礼を受けてはいますが、引っ越しに応じて心機一転し、より一層活動に力を入れていこうと思います。
Week11<< 12月5日~12月11日
Happy International Volunteer Day!
12月5日は土曜日のClean-up
Campaignに引き続いてIVDを祝う屋内イベントがあり、タンザニアにおけるIVD関連イベントのクライマックスを迎えました。当日の私の役目は、主に会場設営、広報用の写真・動画撮影、ビデオプレゼンテーションの3つです。中でもビデオプレゼンテーションが私の最大の役割でした。
この日のビデオプレゼンテーションに向け、私は11月から2本の動画を準備してきました。1本はSocial Development
Goalsへの市民参画を促進するためのもの、もう1本は2日前に行われたClean-up
Campaignの活動報告動画です。双方とも自分では納得のいく仕上がりでしたが、結局のところ作品の価値は見た人の評価によって決まります。来場したタンザニアの人々にいかなる反応をもらえるのか、自分の持ち時間まで不安を拭い去れませんでした。ですが、いざ上映が始まると、約200名の来場者達は真剣に、かつ楽しそうにスクリーンを見つめていました。その姿を見ている時、何とも言えない幸福感に包まれたことを覚えています。上映後、会場は拍手喝采に包まれ、多くの方々から賞賛の言葉をいただくことができました。また、テレビ局を含む複数の機関から動画データをくれないかという依頼をいただき、想像以上の反響に喜びを隠しきれなかったです。他のプログラムも問題なく終え、来場者の反応から見ても会は成功だったのではないかと思っています。
これにて国連ユースボランティア上半期の一大イベントは幕を下ろしましたが、ここで立ち止まることなく、自分なりの貢献を追求していく所存です。
(写真: IVD屋内イベントにおいて、動画上映中の来場者の様子です。この姿を見た時に動画を作って良かったと心から思いました)
Week12<< 12月12日~12月18日
SDGsムービーの投稿と拡散
今週は先日作成したSDGs (Social Development Goals)
ムービーの英語版・スワヒリ語版をネット上にアップロードしました。特に後者の動画は、1人でも多くのタンザニアの方々に見てもらえるよう投稿もスワヒリ語に翻訳した上で投稿しました。投稿者の想いはなかなか閲覧者には見えないかもしれませんが、情報発信に配慮と尊敬を込めることは広報担当として重要なことだと考えています。
また、ムービーのアップロード後はいかに広くリーチさせるかという点に焦点を移し、複数のルートでシェアを打診しました。具体的には、UNV本部の方へメールを送り、UN
Tanzaniaの公式アカウントを管理する広報担当にメールと直接の訪問でシェアの可否を問いました。また、UNDPのSDGs推進を担当する方にもメールを送り、UN
Tanzaniaで働く全職員へのシェアと今後の広報活動への活用をお願いしました。自分にできるだけの働きかけはしたと思うので、あとはなるべく多くの人の目に触れ、行動に繋がることを祈ります。
実際に私が製作したムービーはUNV TanzaniaのFacebookページまたは下記のURLからご覧になれます。
英語版:https://www.youtube.com/watch?v=eAgqZv87VQ8&t=3s
スワヒリ語版:https://www.youtube.com/watch?v=Bt4IzgfDHtQ
(写真:UN Christmas Partyにて、歌とダンスを楽しんでいる様子です。国連職員のオンオフの切り替えの素晴らしさには毎回驚かされます)
Week13<< 12月19日~12月25日
後半期の計画作り
今週は今後の計画作りに力を注ぎました。私は大学生活でサークルを立ち上げた経験から、漠然と「次は0から1を作るのではなく1を2に成長させるような挑戦をしてみたい」という想いを抱いていました。この思いを念頭に、他にも持続性・オリジナリティ・影響力の3つの判断基準を定め、案を絞って行きました。その結果、なかなか良い計画立てができたと思います。まだ企画段階ではありますが、後半は既存の仕組みを更に強化することに焦点を当てて仕事をしていこうと思っています。
クリスマスパーティ
土曜日は大使館の方々から私的なクリスマスパーティにお招きいただき、私も参加させていただいて来ました。プレゼント交換やボードゲームといった企画も楽しみつつ、会は終始賑やかに進行しました。大使館の皆さんのお話を聞いていると、海外で働くことへの憧れが自分の中で段々増しているように感じます。もちろん仕事は大変そうですし、異文化の中で生活を送る分不都合も数多くあることでしょう。ですが、大使館の皆さんの姿を見ていると、私もいつか国をまたいで活躍できるような人材になりたいと強く思います。今後もたくさん刺激を受けつつ、盗めるものは盗んでこの出会いを更に色濃いものにできたらと思います。
(写真:クリスマスパーティの様子です。人生で最も暑いクリスマスでしたが、大使館の皆さんと充実した時間を過ごすことが出来ました)
Week14<< 12月26日~1月1日
「繋ぐ」
既存の仕組み同士を繋いで新たな価値を創出すること。これはUNYV後半期における私の最も大きな目標の1つです。この目標に沿い、今週はUNICEFとYUNA
(the Youth of United Nations
Association)を仲介し、職員のマッチングを手伝いました。私は横の繋がり、つまり同じ使命や目的をもつ組織同士の協働は有益な情報交換や効率性、刺激をもたらすと信じています。近日中に直接面会することになったようなので、今回の紹介がwin-winな関係構築へ発展することを願っています。私の任務に直接的に関わることではありませんが、自分の目的をまた1つ達成することができました。
年越し
人生で初めて海外で年末を過ごしました。街中では未だにクリスマスのツリーや装飾が多く見られる中、タンザニアではどのように年越しを迎えるのかとワクワクしていました。年越しの瞬間は家で迎えたのですが、街の至る所から上がる花火や歓声には夜ということを忘れる賑やかさがありました。半袖短パンで屋上にいたこともあり、年越しというよりは夏祭りのような印象を抱いたことを覚えています。ともあれ、年末は友人に囲まれてのんびりと過ごすことができました。何事もなく新年を迎えられたことに感謝するばかりです。
(写真:元旦の天気は快晴でした。タンザニアでは相変わらず気温30℃越えの日が続いています)
過去のレポート
■2016年10月
■2016年11月
■2016年12月
■2017年1月<最新レポート>
国連ユースボランティアHOME>>