国連ユースボランティ​ア 活動レポート

 トルコ   野水 綾さん
(法学部 政治学科 3年)

2024年12月の活動レポート

2024年9月からトルコのUN Womenで活動中の野水さんのレポートです。

2024年12月 

Europe and Central Asia Regional Office Retreat(ECARO研修旅行)
Sapancaという都市にあるホテルでオフィスの同僚と共に三日間の研修旅行に参加しました。研修旅行 では、ワークショップやディスカッション、チームビルディングのエクササイズ、リラクゼーションの ための活動(瞑想や外での散歩など)など、さまざまな活動が行われました。これらの活動は、自分自身を見つめなおすことを促し、チームのコミュニケーションを強化し、チームとしての目標を共有し、ビジョンを共同で創り上げるための貴重な時間となりました。実際に行ったアクティビティを紹介します。

■退職スピーチの作成:未来の自分を想像し、キャリアの目標と達成したいことを振り返る、退職スピーチの作成。
■ウォーク&トーク: 外を散歩しながら、以下の質問についてペアで話す。
*自分の仕事がビジョンにどう貢献しているかが明確になった体験は?
*実践したい具体的な取り組みは?
*最も刺激を受けた、または感動した瞬間は?
■組織のビジョン作成: 現状と将来像を象徴するシンボルやイメージを描く創造的なエクササイズ。
■戦略的優先事項に関するディスカッション: 小グループで重要な目標を設定し、その実現に向けた具体的なアクションプランを議論し、最後に全体でプレゼンテーションを行い、アイデアを共有しました。
■感謝のアクティビティ: 背中に大きな付箋を貼り、それぞれ感謝のメッセージを書き合うアクティビティ。

この研修旅行では、さまざまなアクティビティやワークショップを通じて、協力やコミュニケーション 、チームワークを深める多くの機会がありました。4日間を通じて、普段話す機会がなかった同僚とも 食事や休憩時間、バス移動中、または他のアクティビティを通じて繋がることができました。また、数 人の同僚とは有意義で親密な会話を交わし、仕事を超えたレベルでお互いをより深く理解し、繋がるこ とができました。これらの繋がりをオフィスでも維持することで、よりポジティブで生産的な職場環境を作る上で役立つと感じています。また、組織のビジョン作成などの議論を通じて、オフィスのダイナミクスについて深く理解すると同時に、自分たちの役割やチームとして何を達成しようとしているのかをより広い視点で捉えることができました。この研修旅行は、普段の業務から離れて心身ともにリフレッシュするだけでなく、個人としてもチームとしても成長するための深い学びの場となりました。

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研修旅行の様子:(​左上)ウォーク&トークセッション。自然豊かな道を歩きながら、スタッフとの交流を深めました (右上)組織のビジョン作成のセッションの様子。現在のECAROオフィスの現状と、将来のビジョンを絵で表現 (下段)全体集合写真

多様性とチームワーク
私が派遣されているオフィスは、20か国を超える、さまざまな国やバックグラウンドを持つインターナショナルスタッフが多く在籍しています。多様性豊かな環境での交流や業務を通じて、多国籍の視点や異なる文化を共有できることは非常に刺激的であり、この職場ならではの大きな魅力だと感じていま す。 大変なことも多い中で、一番助けになっているのは、同僚とのコミュニケーションです。私がこの派遣先のオフィスに来て最初に強く感じたのは、職場全体が非常にフレンドリーで温かい雰囲気に包まれていることでした。実際、同僚たちはみんな非常に仲が良く、談笑している声がいつもよく聞こえてきます。朝の挨拶、スモールトークから始まり、大変なこと、うれしいことを共有する仲間がいることは、 私にとって大きな励みになっています。

各国のカントリーオフィスをサポート・監督する地域オフィスという性格上、豊富なキャリアを積み、 その分野で卓越した専門知識を持つスタッフが多く在籍しています。一方で、若い世代を積極的に取り 入れる姿勢もあり、特にインターンとして同世代の若い同僚が複数参加しています。自分と年齢が近い こともあり、仕事上の悩みから日常の出来事まで、本当に多岐にわたることを気軽に共有し合える関係 性が築かれています。こうした交流は、業務上の協力だけでなく、お互いを支え合う励みとなっており 、非常に心強い存在です。

過去のレポート

■2024年9・10月
■2024年11月
■2024年12月
■2025年1月
■2025年2月(最終回)

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